早い開花に驚
不安定な寒暖を繰り返したせいか、
遅咲きの桜があったり、サクラ前線は、
のらりくらり、フラフラと北上を続けている。
たいてい桜が散ったあとの地域は、それを境に安定した陽気となり、
暖かな日差しを満喫するものだが、
今年は、今なお、何かしら薄ら寒い日が続いている。
明日から、いよいよゴールデンウィーク。
GW の期間、青森県弘前市は「さくらまつり」で200万人の人出があるという。
ただ、近年、開花が早まりつつあり、GW を外れる場合も多いという。
外れると経済効果が大幅に違ってくる。
そのため、
弘前大学のある研究室ではGW に開花させるプロジェクトがあるそうだ。
今のところ、もくろみ通りとはいかず、経済効果は天候頼みといったところ。
日本の経済は、アベノミックスなるものが動き、
とりあえず、円安の進行と株価の上昇は、目に見える形になっている。
だけども、この先どうなっていくのか、
誰もが半信半疑で、成り行きを見詰めているところだろう。
経済というものは、理論通りに進行していかないのが常。
一筋縄では、うまくいかない。
経済と言えば、
その昔、不況に陥っていたイギリスでのこと、
記者団が、長引く不況を乗り越える方策を訊くために
ケインズ主義で名高い、経済学者のケインズ博士を取り巻き、
矢継ぎ早に質問を浴びせかけた。
その中の一人の記者が強い口調で質問した、
「博士、長期的に見て、われわれは、どうなっているでしょうか?」
ケインズ氏は、はたと考え、おもむろに語った。
「長期的に見ると、われわれは、、、
みんな死んでいるでしょうな~」
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